革(レザー)ってどんな種類があるの?動物別にまとめてみた!


革(レザー)ってどんな種類があるの?動物別にまとめてみたら面白かった!

革(皮革)の素材となる皮を動物別にまとめてみました。

こちらを先に読むと理解が深まります!

皮革ができるまでの流れって?革の種類と特徴をわかりやすく紹介!

2018.09.27

生き物にはすべて「皮」があるので、その数だけの皮の種類が存在します。
・・・・よくよく考えると、当たり前ですよね。盲点でした・・・

どんな素材の皮があるかを知っているだけでも買い物などに役立つんではないでしょうか?

「このブランドは、この革をよく使っているな。」

「財布って、この革の素材がいいかも!?」

みたいな感じになってくると買い物をする時に製品を見る視点が変わってきます。

哺乳類・鳥類・爬虫類・鳥類・その他の動物に分けて代表的なものを紹介していきますので、気になる種類だけでも読んでみて下さい。

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皮革の種類や加工方法のまとめ一覧。

2018.09.30

哺乳類・鳥類の皮

牛(ウシ)皮革
牛皮革
革製品のうちほとんどが「牛革」といっても過言ではないでしょう。

世界的にも一般的な革として用いられています。

特徴は、「牛の年齢」「飼育環境」「部位」によって名称や性質が違います。

牛革は種類が多いので別記事にて紹介します。

牛革(牛皮革)の種類と特徴のまとめ。牛革ってこんなにあるの?

2018.09.25

馬(ウマ) – コードバン –
コードバン
有名な革のひとつに「コードバン」がありますね。

コードバンは、「タンニンなめし」を施した馬のお尻の部分から作る革のことをいいます。

「なめし」について詳しく知りたい方はこちらから↓↓↓

なめし処理の種類って何がある?なめしの種類と特徴のまとめ

2018.09.26
特徴は、毛穴がなく、緻密(ちみつ)な繊維なため、丈夫で、あふれるような光沢が一番の魅力ですね。

高級素材として靴や、腕時計のベルトなどに使われています。

馬(ウマ) – ホースレザー –
ホースレザー
コードバン以外の部位から作られるものを「ホースレザー」と呼んでいます。

ホースレザーの特徴は、やわらかさと手触りのよさです。

アウタージャケットやバッグ、靴の裏革などに多く使われます。

豚皮革 – ピッグスキン・あめ豚 –
豚皮革
豚革は、「ピッグスキン」と呼ばれています。まず、摩擦に強く丈夫ということが特徴です。

豚革は日本国内で自給でき、海外へもたくさん輸出しています。

なんといっても、3つかたまって並んでいる毛穴が特徴的なため、すぐに豚革と分かります!

ちなみに、豚の皮に「タンニンなめし」を施し、染色して銀面をこすったものを「あめ豚」といいます。

「なめし」について詳しく知りたい方はこちらから↓↓↓

なめし処理の種類って何がある?なめしの種類と特徴のまとめ

2018.09.26

羊皮革 – ヘアシープ・ウールシープ・ラムスキン –
羊皮革
羊皮は、種類が多く皮の性状もたくさんあります。

大きく分けると、「ヘアシープ」「ウールシープ」に分かれます。

「ヘアシープ」の特徴は、強度に優れていることですね。そのため、ゴルフ手袋や衣料に用いられます。

「ウールシープ」の特徴は、軽くて柔軟なことです。その他に、「ラムスキン」と呼ばれる、子羊の皮があります。

良質な素材なため、高級で珍重されています。

山羊皮革 – ゴーストスキン・キッドスキン –
山羊皮革
山羊皮は、羊皮より強くてやや硬いのが特徴です。

大人の山羊皮革のことを「ゴーストスキン」と言います。

なんといっても毛穴が特徴的で、きれいな凹凸があるんです。多少硬いですが、感触がソフトであり、丈夫なんです。一言でいうと、うすく柔らかで丈夫だということなんですね。

また、「キッドスキン」と呼ばれる、子山羊皮は高級素材として扱われています。

鹿皮革 – セーム革 –
鹿皮革
日本では野生の鹿がたくさんいたこともあって昔からよく利用されています。

鹿皮革全体のことを「セーム革」なんて呼びますね。

特徴は、抜群の柔軟性ですね。また、水に強くて、濡れても変質しにくいのも魅力です。

最近では、野生のものはキズが多いということもあり、人工飼育による質のいいものができるようになったと言われています。

ダチョウ皮革 – オーストリッチ・レッグ –
ダチョウ皮革
ダチョウ皮革は、「オーストリッチ」と呼ばれています。

聞いたことあるんではないでしょうか?高級素材の一つですね。

特徴は、ボツボツした突起があり、独特の風合いがありますね。

また、脚の皮からも皮を作ることができ、「レッグ」と呼ばれています。

鳥類の中でも一番珍重されていて、爬虫類のウロコのような模様をしています。丈夫で、使うほどツヤがでるので、多くに人を魅了していますね。

爬虫類・魚類

ヘビ皮革 – ダイヤモンドパイソン – etc..
ヘビ皮革
ヘビ皮革は有名ですね。その独特な模様が人気です。

種類は何と2000種以上もあると言われています。種類によって模様もさまざまなのですね。

特に有名なのが、「ダイヤモンドパイソン」と呼ばれる、アジアの熱帯地域に生息しているものですね

丈夫で模様もキレイなことから珍重されています。

ワニ皮革 – クロコダイル – etc..
ワニ皮革
ワニ=クロコダイルと思っているかもしれませんね。

ワニ皮革には、「クロコダイル」「アリゲーター」「ガビアル」という大きく3つあるんです。

特徴は、なんといっても丈夫なウロコにおおわれている背中ですね。

高級品として扱われています。その中でも「クロコダイル」はきれいな四角形が整然と並んでいることから最も良質で高級品として扱われています。

カエル皮革 – ブルフロッグ –
カエル皮革
え?カエル?と思うでしょう・・・。
確かに日本にいるカエルは小さくて無理なのですが、熱帯地域に生息している大きなカエルが対象になります。

カエル皮革は、主に財布に用いられます。

「お金がかえる」といって、縁起がいいためブームになるほど人気です。

特に有名なのが、オオヒキガエルから作られる「ブルフロッグ」が有名です。

トカゲ皮革 – リザード –
トカゲ皮革
トカゲは世界に3700種以上いますが、そのうち9種類ぐらいしか皮革になっていません。

トカゲ革のことを「リザード」と呼びます。・・・そうそう!それです。ポケモンです・・・。

トカゲの種類によっても模様が違ってきます。

種類がたくさんありますが、有名なのは、「ナイル・オオトカゲ」「リングマーク・トカゲ」が代表的です。

ウロコ模様が特徴的で、高級素材として扱われています。有名な某ブランドなんかにもよく使用されます。

サメ皮革 – シャークスキン –
サメ皮革
食用から薬品とさまざまな用途に用いられるサメですが、皮革としても用いられます。

サメ皮革のことを「シャークスキン」と言います。そのままのネーミングですね・・・。

特徴としては、ざらざらしたサメ肌を処理すると、柔らかい手触りになることです。

また、模様も独特で、サメの頭部から尾部に向けて細かい網目状になった凹凸が連続してついています。
サメのサイズによってこの網目状の模様が大きくなります。

その他の動物

ここからは少し番外編として、マイナーなレザーをピックアップします。
ここまで紹介してきたレザーが市場流通も盛んで有名なのですが、その他にも多くのレザーが存在します。

カンガルー皮革 – カンガルーレザー –
カンガルー皮革
上質な皮革として世界的にも使われています。
カンガルー皮革のことを「カンガルーレザー」と言います。

特徴としては、丈夫で、長く使っていても変形しにくいということです。

しかし、キズが入りやすいという欠点があり、ほとんどのものにキズがついています。

そんな中、無傷のものは高品質としての価値があり、高価な値段で取引されたりします。

アザラシ・オットセイ皮革 – シール –
アザラシ・オットセイ皮革
アザラシやオットセイから作られる皮革のことを「シール」と呼ばれます。
もちろん、くっつきませんよ・・・。

シールの特徴は、厚みがあって丈夫とうことですね。

また、シールは熱を逃がしにくいということから、防寒着や防寒靴などによく使われます。

アザラシとオットセイの皮革を比べると、オットセイのほうが上質と言われていますね。

まとめ

いかがでしたか?

動物種類=革の種類と考えると、多くの革が存在することは言うまでもありません。
それぞれに特徴があり、バッグや財布、手袋など用途に合った革がそれぞれ使われています。

革の魅力は世界に同じ柄のものは存在しないということではないでしょうか?
高級ブランド品を見ても、同じものは一つとしてありません。

革の種類を知ってからショッピングに行くと、今までは気づかなかったことに気づくはず!