皮革ができるまでの流れって?革の種類と特徴をわかりやすく紹介!
調べれば調べるほどよくわからなくなります・・・
・どんな革の種類があるかを知って、革製品の魅力をもっと知りたい!
・好きなブランドはどんな革を使っているか知りたい!
・自分が今持っている財布やバッグってどんな革なの?
こんな疑問を持っている方は、まず、革ができるまでの流れを知っておくと役に立つかもしれません!
ですのでここでは、「皮革はどんな種類のものがあるのか」をなるべく噛み砕いて説明していきます。
なるべくわかりやすく説明しますので、深く知りたいんだ!という方にはちょっと簡単すぎかもしれません。
革についてちょっと興味があるけどよくわからないっていう人への説明となります。
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簡単に考えるために、「革を料理に例えて考えてみた」
1. 原皮ってなに?
料理を作るときにはなにを使いますか?
料理するには、まず食材(野菜・肉など)が必要ですね。
そう!!!
実は、料理でいうところの「食材」は、皮革でいうところの「原皮(げんぴ)」になります。
「原皮」とは、動物の皮を剥いだそのもののことを指します。
食材同様に、皮革(ここでは原皮)にもたくさんの種類があります。
ポイント①
- 「食材」 ⇒ 「原皮(皮)」
※漢字に注意!「革」ではく、「皮」! - 動物の皮を剥いだそのもののことを「原皮」という。
2. 原皮の種類ってどんなの?
次に、食材をもっと深く考えてみます。
例えば、「お米」。
お米にもたくさんありますよね!?
コシヒカリだの、あきたこまちだの色々と・・・
これらのお米の種類(名称)は、「どのように作られたか」ってことでまとめることができると思います。
すなわち、お米が育つ環境や収穫の時期によって味や名称がかわります。
これを皮革に置き換えて考えてみます。
例として、牛で考えてみます。
牛からは「牛革」が作られますが、牛革といっても仔牛から成牛・オスやメスなどの分類に分けることができます。
また、どんな環境で育ったか。
例えば、放牧でのびのびとしたり、オス同士が喧嘩してたくましく傷ついて育ったりなどなど。
・・・と考えると育つ環境や条件によって変わってきます。
ポイント2
- 「収穫の時期が違うと味も変わる」 ⇒ 「皮革も動物の成長によって変化する」
- 育つ環境によって特徴が変わる
3. 部位による呼び方は?
さらに、食材についてもっと深く考えてみます。
お肉が好きな人は、おそらく予想がついたかともいますが、「部位」によって名称が違う食材なんかもありますよね。
例えば、牛肉。
牛肉ひとつにも、肩からとれる肩ロースやモモ部分からとれるモモ(内モモ・外モモ)というような名称がありますね。
やはり、大きな動物になると、とれる部位がたくさんあるのと比例して、部位の特徴も変わってくるんですね。
ということでもうお気づきですね。
皮革にも部位によって名称があるんです。
え???それって、かなり種類があるってこと?
と思いますが、全ての動物に対して部位ごとの事細かに種類があるわけではありません。
特に皮革の中でも、部位による名称が多いのが、「牛」なんです。
食材と一緒ですね~笑
お肉はやっぱり「牛肉」ってことで、皮革もやっぱり「牛革」なんです。
ポイント3
- 「部位によって名称がある」 ⇒ 「皮革にも部位による名称があるものもある」
- 牛革は部位によって名称が違う
4. 皮から革へ?
そしていよいよ料理において次は、食材を「調理」しますよね!
調理方法ってなにがありますか???
「煮たり・焼いたり・蒸したり・・・」と調理方法にもたくさんあります。
例えば、卵を茹でると・・・・そう!茹で卵。
そして、卵を焼くと・・・・そう!卵焼き。
同じ食材でも名前や特徴が違いますよね。
ここまでの過程ではまだ料理とは言い難いものの、大まかな料理の方向性がここで決まってきますよね?
これが皮革でいうところの、処理方法になります。
あとから処理方法については詳しく説明をします。
代表的な処理方法として、「なめし」という処理方法がります。
「なめし」をおこなうことで原皮から私たちがよく目にする革に変わります!
なめし処理方法はこれを読むとより一層理解が深まります。
ポイント④
- 「調理方法」 ⇒ 「なめし処理」
- 処理方法によって名前・特徴が変わる
5. 最後はやっぱり味付け?
最後は、味付けや盛り付けです!
味付け盛り付け次第では、料理名なんかも変わりますよね?
例えば、肉じゃが!
肉じゃがの味つけをする前に、カレー粉をいれるとカレーになり、
味付けをシチューにするとシチューにだってできますね。
そうです。
具材や料理法が同じでも、最後の味付けによって料理名が変わりますね!もちろん味も!
皮革も同じですね。
皮革を「なめし」処理を行った革を、加工します。
加工方法にはたくさんの種類があり、加工することで最終的に出来上がります。
ここでようやく、バッグや財布など製品として使用できる「革」ができあがります。
加工方法についてはこちらで詳しく説明しています。
ポイント⑤
- 「味付け・盛り付け」 ⇒ 「加工方法」
- 「なめし」処理後に加工する
- 加工方法によって特徴が変わる
最後に
原皮から通称呼ばれているような革になるまでの流れはわかったでしょうか?
どんな革がいいのかを知るには、一つの項目ごとに詳しく知る必要がありますが、まずは全体を俯瞰することも大事だと思います。
自分だけのこだわりポイントを持つのもいい革を選ぶ一つの方法かもしれませんね。
意外と革って奥が深いんです。
種類なんかものすごく多いです。
ですので、先ほどでてきた「牛革」の種類を知っているだけでも違うと思います。なんせ、世の中の革の8割は牛革なんて言われていますから。
他の投稿で、それぞれを詳しく説明していますので是非読んでみて下さい!
「一味違った自分だけの本当の意味でのいい革」の買い物ができるようになればいいですね!まさに、「本革」ですね!w