amazon FBAとは?メリット・デメリットを超わかりやすく解説!
どうも。アラッキーです。
Amazonで販売をしてみようと考えた時に、必ずといっていいほど、FBAというワードを耳にすることになるでしょう。
FBAって一体なに?という疑問から、FBAのメリット・デメリットまでを初心者方向けにわかりやすいように説明していきます。
Amazonで販売をやるうえでは、絶対に知っておいた方がいいことですので、これから始めようと思っている人や初心者の方は、最後まで読んでください。
読み終えるころには、きっと、FBAってめっちゃ便利!と思っていることでしょう。
~ もくじ ~
amazonで販売する際に必要な業務って?
まず初めに、Amazonでの販売をする上で、どんな業務(作業)が必要なのかを説明します。
ここでは、どんな業務があるかを簡単に説明しますが、全体の流れを把握することを意識するようにしてみてください。
※ここで説明する業務は、自己配送(商品を自分でお客さんへ発送する方法)を例にとって説明しています。
- 商品を仕入れる
- Amazonへ出品
- 仕入れ商品の保管
- 商品の梱包
- 注文商品の発送
- 発送後の処理
- ※返品対応
商品を仕入れる
中国輸入を例にとって説明してきます。
もし、なぜ中国なの?と思った方は、こちらから読むことをおすすめしています。
まずは、売る商品を中国から仕入れます。
具体的には、売れる商品をリサーチし、中国の代行業者へ発注を行います。
(ここでは、売れる商品のリサーチや商品の仕入れ方については省略します。)
amazonへ出品
次に、Amazonへ商品を出品します。
具体的には、Amazonのセラーセントラル(出品者用の画面)から商品登録を行い、商品情報やキーワード等を設定し、出品を行います。
メルカリ/ヤフオク/ラクマなどとは異なり、一度出品すれば、出品ページを再度作成する必要はありません。
仕入れた商品の保管
注文した商品が、自分のところへ届いたら、商品が売れるまで保管します。
もし、自宅などでやる場合には、在庫を置くスペースを確保しなければいけません。
商品の梱包
売れた商品を発送するための準備として、商品を梱包します。
もちろん、梱包用の箱などは自己負担になりますので、別途段ボールやテープ、宛先のラベルなどを準備しなければいけません。
商品の発送
商品の発送準備が完了したら、配送業者をつかって発送します。
発送は、注文後〇〇日以内とあらかじめ自分で決めておく必要があり、その日数以内に発送しなければいけません。
配送料などは自己負担またはお客様負担と選ぶことができます。
ただし、段ボール料やその他の梱包に使用する材料は、送料に載せることは基本的にできません。
発送後の処理
発送が完了したら、発送処理をおこないます。
具体的には、アマゾンセラーセントラル画面から発送完了の処理をおこないます。
※返品対応
万が一、何かしらのトラブルで返品することがあれば、その対応もしなければいけません。
ここでは、詳細は省略します。
ここまでが業務の流れ
ここまでが業務の一連の流れになります。
一つ一つを細かくいうとさらに、多くの作業があります。
もし個人でやる場合には、一人でこの業務をこなしていかなければいけません。
すごく大変だと思いませんか?
正直、めちゃくちゃ大変です。
メルカリやヤフオクをやったことがある人ならわかると思いますが、商品を販売するまでの作業内容ってすごく多いですよね。
ただ、Amazonでの出品が人気な理由として、ここから説明する『FBA』がとても関係しているんです。
次からは、FBAについて説明していきます。
amazon FBAってなに?
全体的な業務の流れはわかりましたか?
作業内容がとても多いですね。
そこで!
FBAを使うと、これらの業務が効率化(削減)されます!
え?魔法のような言葉ですね。
では、FBAに興味をもったところで、詳しく説明していきます。
- FBAとは?
- 業務効率化する?
FBAとは
はじめて耳にする人は、「え?アメリカの警察?」と思うかもしれませんね・・・(笑)
実際に、僕がそうでしたので。
でも、もちろん違います。
FBAとは、正式名称を「フルフィルメント by Amazon」といいます。
この頭文字をとって、「FBA」と略して呼びます。
Amazonでの出品を行う上では、耳にタコができるくらい聞くとおもいますので、しっかり理解しておきましょう。
では、FBAとはなんなんでしょうか?
と、その前に、フルフィルメントについて説明します。
フルフィルメントとは、通販・ECで商品が注文されてから、お客様のお手元に届くまでに必要な業務全体のことを指します。
先ほど説明した販売業務の全般のことですね。
フルフィルメント(業務全般)を
by Amazon!!
そうです。アマゾンがこれら(フルフィルメント)業務を行ってくれるんです!
正確には、全てではなく、
・商品の保管
・注文処理
・出荷(梱包)
・発送(配送)
・返品対応
・カスタマーサービス
をAmazonが自分の代わりにしてくれるサービスのことです。
業務の効率化(削減)
FBAのサービスについてはわかりましたか?
これって?業務のほとんどじゃない?
その通り、とても便利なサービスなんです。
ですので、FBAを利用した場合、自分でやる業務内容は、商品の仕入れと出品、そして、Amazonへ商品を納品するだけです。
端的にいいかえると、商品をアマゾンに納品するだけで、あとは勝手にAmazonが売って・配送をしてくれる!というサービスです。
FBAを利用した場合の、流れを簡単に説明します。
商品を中国から仕入れる⇒商品が手元に届く⇒Amazonへ出品する⇒仕入れた商品をまとめてAmazonへ納品する⇒注文が入る⇒Amazonが配送までをしてくれる⇒入金される
ざっくりですが、以上が流れになります。
こんなにうまい話があるの?
と思われる方もいると思いますので、ここからは、もう少し掘り下げて、メリット・デメリットについて説明していきます。
FBAのメリットとは
FBAの大まかなサービスの内容はわかったでしょうか?
ここからは、もう少し掘り下げFBAのメリットについて説明します。
- 業務の効率化(削減)
- 売れやすくなる
- 送料の無料化
- 高くても売れる
- 決済方法が増える
- 評価への影響
業務の効率化(削減)
この点については、先ほど説明した内容になります。
説明が重複しますが、販売までの多くの作業を、Amazonがしてくれるということです。
ですので、時間をかけたくない人や、自動化を目指す人、そして商品リサーチなどもっと別の時間にさきたい人などにとっては最適で、業務効率化することによって時間的な余裕が生まれます。
これが一番のメリットです。
売れやすくなる
FBAを利用すると、アマゾン内で、『prime』マークがつきます。
こちらの画像をみてください。
一番上の値段の右側に『prime』と表記されています。
これが、FBAを利用しているわけですが、Amazonのシステム上、『prime』の販売が通常の販売より優勢して販売される仕組みがあります。
後ほど説明する、送料の無料化や決算方法が増えることも、お客さんサイドで考えると、『prime』からの購入には魅力を感じるのではないでしょうか?
もちろん送料無料ということが大きな要素をしめますが、アマゾンで購入するのに、違う会社から送られてくるのと、アマゾンから送られてくるのでは、お客さんの印象も違うと思いませんか?
ですので、FBA出品することで商品が売れやすくなります。
送料の無料化
FBA出品にすると、お客さんは、送料無料で商品を購入することができます。
お客さんにとってみれば送料無料はとてもいいことですね。
一方で出品側で考えてみます。
出品者側は、FBAを利用すると送料の設定ができなくなります。
しかし、できないことがデメリットではなく、送料を考慮する必要性がなくなるというメリットになります。
例えば、
自分で商品を配送する際には、北海道⇒沖縄に送るのと、東京⇒神奈川に送るのでは、同じ商品でも送料は変わります。
しかし、FBAの場合は、送料0円(FBA手数料として別計上される)になります。
商品一つ一つの送料を、地域ごとに設定する必要もなく、さらに、送料無料というのがメリットになるのです。
すなわち、お客さんと出品者側の双方にとって魅力を感じることができます。
高くても売れる
まずこちらの画像をみてください。
どちらを購入しますか?
値段だけを見ると、
上:1855 + 590 = 2445円
下:2460円
と下の方が高いですよね。
しかし、下は「お急ぎ便」や「当日お急ぎ便」などが選べるため、注文してからの手元に届くまでのスピードがはやいことがわかりますよね。
アマゾンをよく利用する人ならわかると思いますが、注文する業者によっては、手元に届くまでがとても遅い業者なんかもいます。
その点、お急ぎ便などのサービスなら、確実に手元に届くまでのスピードが安定して早いですよね。
このことからも、下の方を購入する人が多いはずです。
この例では、少ししか金額の差はありませんが、もう少し差があったとしても売れることは、想像がつくのではないでしょうか?
決済方法が増える
FBAを利用しないで販売する場合は、クレジットカードでの決済方法しか、お客さんはできません。
FBAにすることで、代金引換、コンビニ決済、ATM、ネットバイキング、電子マネー決済が行えるようになります。
意外にも、代金引換を希望される方は多いので、決済方法がクレジットカードしかできないことが原因で購入されなかった・・・と購入の機会を失うことはしたくないですよね。
このことからも、決済方法はお客さんにとって、大事になりえますので、極力決済方法の幅は広げておきたいものです。
評価への影響
アマゾンに出品すると、お客さんから評価がつきます。
評価ってとても大事ですよね?
もちろん、自分で梱包や配送をすることに関して自信があればいいですが、自信がない人がほとんどではないでしょうか?
その点、FBAを利用すると、安定した配送サービスをお客さんに提供することができます。
それが、そのまま自分への評価へつながることもほとんどです。
少し応用的な話になりますが、
もし、FBAを利用していて、お客さんから低評価を受けたとします。
それが、アマゾン側(FBAのサービス内容)に問題があり、低評価を受けたとします!
え?それって、アマゾン側が悪くない?
その通りです!アマゾン側に責任があるため、その低評価を無効にすることができるのです。
これ、結構使えるテクニックですので、覚えておくといいでしょう!
FBAのデメリット
FBAには、もちろん、メリットだけではなくデメリットもあります。
このデメリットをしっかりと受け止めておかないと、痛い目をみますのでしっかりと把握しておきましょう!
- コンディションの変更ができない
- FBAサービスが機能しなくなると販売できない
- 手数料がかかる
コンディションの確認や変更ができない
ここでいうコンディションとは、『商品の状態』のことです。
言葉だけだとイメージがわかないと思いますが、とても単純なことです。
FBAを利用する場合、商品をAmazon側へ送ることは説明してきました。
Amazon側へ商品を納品した後、もし何らかの理由で商品に不備があった場合どうなるでしょうか?
お客さんからクレームがきたり、間違えて商品を納品したり、商品自体に問題があった場合、などさまざまなことがおこりえます。
この時、どうやってコンディションを確認しますか?
実際には、
・商品をAmazonから自分のところへ戻す
・商品を確認、不備をなおす
・検品後に再出品をする(Amazonへ再納品)
という流れになってしまうのです。
このことからもわかるように、一度Amazonへ納品した商品は、コンディションを確認・変更することが難しくなります。
FBAサービスが機能しなくなると販売できない
Amazon側に業務を請け負わせるかたちになりますので、もし、災害やシステムトラブルなど、なんらかのトラブルが原因でサービスが停止すると、商品自体の販売(発送)ができなくなってしまいます。
可能性としてさほど大きくはありませんが、このリスクも考えておく必要があります。
手数料がかかる
そして、最後のデメリットが手数料です!
ここまでの説明を聞くと、ほとんどメリットしかないような感じがしますよね。
最後に手数料と聞くと、「げ!やっぱりこれか!」と思われるかもしれません。
FBAの手数料にもいくつか種類がありますので、説明していきます。
まず、納品時にかかる手数料として
「FBA商品ラベル貼り付け手数料」
があります。
Amazonへ納品する商品には、決められたラベルを貼り付けしなければいけないルールがあります。
そして、これを貼り付けしてもらう際に、手数料がかかります。
ただし、自分でシールを張り付けすることもできるので、必ずかかる手数料ではありません。
次に、納品後にかかる手数料として
「在庫保管手数料」
「配送代行手数料」
があります。
Amazonの倉庫へ商品を置いてもらっているわけですから、保管するための手数料が発生します。
そして、商品を配送する際、梱包から発送までの配送業務に手数料が発生します。
ここで注意が必要なのが、保管手数料です。
もし、ずっと売れない場合などは、この保管料が「長期在庫保管手数料」というものに変わり、手数料があがる場合がありますので頭に置いておいてください。
その他の手数料として、
「購入者返品手数料」
「商品所有権の放棄手数料」
があります。
購入者返品手数料とは、Amazon側から自分のところへ商品を戻してもらうときに発生する手数料のことです。
また、商品所有権の放棄手数料とは、納品した商品をAmazonのほうで、廃棄・処分してもらう際に発生する手数料です。
以上が手数料です。
FBAって手数料がめちゃくちゃとられるなーなんてイメージをもたれたかと思いますが、決してそうではありませんのでご安心を。
検品をしっかり行って不良品を納品しない。
売れる商品(商品回転率がよい商品)を取り扱う。
これをもしできたとすれば、「配送代行手数料」のみしか、かからないからです。
そもそも、売れない商品を扱おうとは思っていませんし、不良品を納品しようとも思っていませんよね?
ですので、イレギュラーで発生する手数料が大半を占めるということになります。
ただ、配送代行手数料に関しては、あらかじめ計算できますので、必ず計算して利益を概算したうえで商品を取り扱うようにしましょう!
計算の仕方については別の記事で紹介しますので、ここでは割愛します。
まとめ
・Amazonでの販売を個人でやろうと考えている方
・副業でやりたい
・もっと作業を簡略化したい
・事業を拡大したい
こんな人によってみれば、FBAは夢のようなサービスです。
逆に、FBAがあることによって、商品を販売するセラー(販売者)が増え、Amazonでの取扱商品が増え、集客力が拡大しているという背景もあると思います。
メリット・デメリットを把握したうえで、使えばなんの問題ありません。
しかし、手数料計算などがおろそかになると、赤字の商品を売る羽目になりますので、必ず利益の見積もりをだすことは忘れないでください。